動物の病気と予防法
言葉を話すことの出来ない動物たちの病気は、何よりも日常の予防と早期発見が大切です。 そのためにも、病気についてある程度知っておくこと、そして、病気になって慌てないよう、事前の予防が大切です。
  • わんちゃん
  • ねこちゃん
  • 小動物

わんちゃん

犬にも人間と同じようにいろいろな病気があります。子犬から老犬まで、
その年齢に合わせた健康管理が必要であり、
犬種によってもかかりやすい病気に特徴があります。
狂犬病

【発症原因】

狂犬病ウイルスは感染した犬の唾液中に多く含まれ、狂犬病を発症した動物に咬まれることによって
感染が広がります。

【症状】

狂犬病は犬だけでなくすべての哺乳類が感染し、発症すると死亡率100%という恐ろしい伝染病です。日本国内では50年以上狂犬病の発生はありませんが、人や動物の移動に伴い、海外からウイルスが侵入する危険性は常にあるのです。

【予防法】

生後90日以上の犬を飼う場合は、狂犬病ワクチンの接種を行い、自治体に届出をしなければなりません。
また、その後も年1回狂犬病予防接種が義務付けられています。

外耳炎

【発症原因】

細菌や真菌が耳垢に繁殖することによって起こる場合や、耳ヒゼンダニが寄生することによって発症します。

【症状】

外耳炎を発症すると炎症を起こし、ベトベトして臭いのある耳垢がたまります。
また、かゆみや痛みを伴うため、しきりに耳をかいたり、後ろ足で引っ掻いたり、頭を振ったりします。
炎症が慢性化すると、皮膚が肥厚し、外耳道がふさがれてしまう場合もあります。
また、外耳炎が悪化すると、炎症が奥に広がり、中耳炎や内耳炎を起こす事もあります。
ミニチュア・ダックスや、ゴールデン・レトリーバーなどの垂れ耳の犬種によく見られる病気です。
耳洗浄と同時に原因ごとに対応する治療を行いましょう。

【予防法】

日頃から耳のチェックを行い、耳垢がたまっていないか確認しましょう。ただし家庭での耳掃除は皮膚を傷つけたり、耳垢を奥に押し込んでしまう場合もあるので気をつけましょう。市販の耳洗浄液を使うと簡単にケアすることができます。

歯周病

【発症原因】

歯周病の主な原因は、口のなかに歯垢がたまり不衛生になることです。歯垢を放っておくと、そのなかで繁殖した細菌が歯肉に炎症を起こして歯肉炎となり、放置すると歯周炎に進行していきます。

【症状】

歯周病になると、初期では本来ピンク色をした歯肉が炎症を起こして赤くなります。症状が進むと、口の中が出血する、口臭がする、食べものを口に入れることが億劫になり食欲が低下する、歯と歯肉との間に「歯周ポケット」といわれるすき間ができ、歯がグラグラし、やがて歯が抜けるなどの症状が現れます。歯周病が進行すると、細菌(歯周病菌)が血管から血流に乗って、心臓や腎臓、肝臓などにたどりつき、それらの内臓疾患を併発することがあります。症状がまだ歯肉炎などの軽い歯周病のうちは、毎日歯磨きをして、歯垢・歯石を取り除き、歯のまわりを清潔にすれば改善します。

【予防法】

歯周病を予防するには、子犬の頃から歯磨きの習慣をつけることが大切です。また、歯磨き以外の方法として、歯磨き効果のあるガムや歯垢のつきにくいフードを与えることも予防につながります。

犬パルボウイルス感染症

【発症原因】

犬パルボウイルス感染症は、パルボウイルスに感染した犬の便や嘔吐物などを、他の犬が舐めたり触れたりした場合に接触感染します。また、ウイルスの付着した未消毒の食器を使いまわしたり、感染した犬に触れた後、手や服を消毒せずに他の犬に触った場合に感染することもあります。

【症状】

激しい下痢や嘔吐、食欲不振や元気の消失、発熱、そして重い脱水といった症状が現れます。下痢は水様性で悪臭を伴い、時には血尿やトマトジュース状の血便が出ることもあります。下痢や脱水症状が悪化すると、ショック状態を起こし、死亡することが多くあります。犬パルボウイルス感染症による急死は、消化器症状によるものの他に、心筋炎や敗血症が引き起こされるものもあります。また、妊娠中のメス犬に感染すると、流産や死産を起こします。

【予防法】

ワクチンで予防できます。とくに飼い始めの子犬の場合は、適切な時期・回数のワクチンを接種することが大切です。なるべく早めにワクチン接種を開始して、ウイルスに対する抗体をつけておくようにしましょう。

犬ジステンパー

【発症原因】

犬ジステンパーウイルスに感染することで発症します。すでに感染している犬の目やにや鼻水・唾液・尿・便などに接触して感染(接触感染)したり、その犬の咳やくしゃみで空中に飛散したウイルスを吸いこんだりして感染(飛沫感染)します。

【症状】

感染初期には、目やにや鼻水、40℃前後の発熱、食欲や元気がなくなるといった症状が現れ、続いて咳やくしゃみといった呼吸器症状や、嘔吐・下痢などの消化器症状が認められます。これらの症状は、細菌の二次感染によってさらに悪化し、重度な肺炎を引き起こすことがあります。免疫が十分に応答しない場合、ウイルスは神経系にまで侵入し、脳脊髄炎を起こし、麻痺や痙攣(けいれん)、運動失調といった神経症状が見られます。神経症状は呼吸器系や消化器系の症状と同時に起こってくることもあれば、これらの症状が改善してから数週から数ヵ月後に突然現れることもあります。

【予防法】

ワクチンで予防できます。とくに飼い始めの子犬の場合は、適切な時期・回数のワクチンを接種することが大切です。動物病院に相談してワクチン接種を受けるようにしましょう。

犬伝染性肝炎

【発症原因】

犬アデノウイルス1型に感染することで発症します。ウイルスは感染犬の分泌物(涙や鼻水、唾液尿、便など)のすべてに含まれ、これらを舐めたり、汚染された食器を使用することで感染します。

【症状】

犬伝染性肝炎にかかると、肝臓に炎症が起こり、嘔吐(吐く)、39.5~41℃の発熱、下痢、腹痛などの症状が現れます。病気の程度は軽いものから重いものまで様々。軽症の場合は軽い発熱や鼻水が出る程度ですが、重度の場合は肝臓の機能不全による肝性脳症や低血糖からくる神経症状(無気力、虚脱、昏迷、昏睡、痙攣発作など)や、出血傾向(皮膚の点状?斑状の出血、鼻血、下血など)が見られる、ときに脳炎が起こることもあります。特にワクチン未接種の犬、とりわけ子犬が感染した場合は、死亡するケースが多く見られます。また、他のウイルスと混合感染すれば致死率がより高くなります。

【予防法】

ワクチンで予防できます。子犬を飼い始めたらすぐに動物病院で健康診断を受け、適切なワクチンの接種時期や回数について相談するようにしましょう。また、成犬や老犬になってからも、年に1度のワクチン接種を行いましょう。その他の予防法としては、散歩時に拾い食いをしたり、草を食べたり舐めたりしないよう、普段からしつけておくことも重要といえます。

レプトスピラ症

【発症原因】

レプトスピラ・カニコーラやレプトスピラ・へクテロヘモラジーといった病原性レプトスピラ菌に感染することで発症します。感染した犬やネズミなどの尿や、その尿に汚染された土や水たまりに接触したり、汚染された食べ物を食べたりすることで感染します。

【症状】

レプトスピラに感染しても、特に症状の現れないまま経過し、自然治癒する不顕性型が多く見られます。この場合は回復後、長期間、尿とともに菌を排泄して、ほかの動物への感染源となります。 一方で症状が現れるものには、出血型と黄疸型があります。出血型は、レプトスピラ・カニコーラ(イヌ型レプトスピラ)という種類の菌に感染した場合に起こります。主に40℃前後の高熱、食欲不振、結膜の充血、嘔吐や血便などをもたらし、末期には脱水や尿毒症を起こして、高い確率で死に至ります。 もう1つの黄疸型は、レプトスピラ・へクテロヘモラジー(黄疸出血性レプトスピラ)という種類の菌に感染した場合に起こります。こちらは主に黄疸、嘔吐、下痢、口の粘膜の出血症状などをもたらします。出血型よりも症状の重いことが多く、ひどい場合は発病後わずか数時間から数日で亡くなるケースも見られます。

【予防法】

ワクチンで予防できます。定期的に接種を行うようにしましょう。また、レプトスピラに汚染されていそうな不潔な土壌、川に入らないことが大切です。

ねこちゃん

ネコちゃんは、痛みを人に見せないという性質があります。
また、恐がりで繊細な子もいます。飼い主様が気づいた時には重症化している事が
多いため、普段から健康状態を観察し、異常があれば早めにご来院ください。
膀胱炎

【発症原因】

細菌や真菌などの感染や尿結晶などで膀胱粘膜が傷ついたりして起こります。

【症状】

猫のオシッコは普通1日2~3回ですが、膀胱炎になるとオシッコの回数が増えます。また、飲水量の増加、1回の排尿量の減少、尿の色の茶褐色や赤色への変化、尿の濁り、血尿、排尿時の痛みなどの症状が認められることもあります。放っておくと食欲不振、嘔吐、腹痛などもみられ、尿毒症になり死亡することもあります。

【予防法】

発症原因をできるだけ取り除くことです。また、新鮮な水をいつでも飲めるように用意し、トイレを清潔にし、適度な運動をさせるなど、日頃のケアが重要です。排尿困難の気配があれば、早期治療を受け、処方食に切り替えることで症状は改善されます。

尿道結石

【発症原因】

リンやマグネシウム、カルシウムといったミネラルバランスが適切に取れていない場合や、食事の影響で尿が酸性やアルカリ性に傾きすぎていると形成されやすくなりますが、体質的な素因もあるようです。

【症状】

症状は尿石のできる場所や病状などによっても異なります。膀胱結石の場合は、主に血尿や頻尿で、尿道結石の場合には、血尿や頻尿や排尿時の痛みがみられます。 尿道が詰まり、膀胱に多量の尿が溜ると腹部が膨らみ、処置が遅れると腎後性腎不全を起こし死亡してしまうこともあります。 腎結石の場合は、血尿や細菌尿が長期間継続し、腎機能の悪化が進行するので注意する必要があります。

【予防法】

新鮮な水をいつでも飲めるように用意します、トイレを清潔にし、適度な運動をさせ、太り過ぎに気をつけましょう。また、その猫にあった食餌を与え、マグネシウムの多く含まれている煮干やペット用おやつにも注意が必要です。 また、人間の食べ物は高い塩分や添加物などが含まれており、腎臓に負担がかかるため与えないほうが良いでしょう。寒い時期や気温の寒暖差が激しいと、ストレスで結石を発症しやすいので、特に注意が必要です。

猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)

【発症原因】

猫のヘルペスウイルスが原因で起こる猫の風邪の一つです。猫カリシウイルスと混合感染することが多く、冬に多く見られ、子猫の時にかかりやすい病気です。

【症状】

風邪の様々な症状(咳、くしゃみ、目やに、発熱、食欲不振など)が出て重症になりやすく、下痢などの胃腸症状も出ることも多く、多くの場合は食欲がなくなったり、食べられなくなるため急激な衰弱や脱水症状が起こり、死亡することもあります。 生後6ヶ月未満の子猫などは、病気の進行が早いため、死亡する危険性も高くなります。また、症状が表れなくても、猫の体の抵抗力が衰えた時に発病する事も。

【予防法】

ワクチンで予防できます。完全室内飼いの場合でも、人間の服や靴などを介して感染する可能性がありますので、帰ったら手を洗い、動物病院などに連れて行った時は入れたバッグも洗うなど清潔にする。 感染猫が使った食器、トイレ等は塩素系漂白剤で消毒しましょう。

猫白血病

【発症原因】

感染猫とのケンカ、グルーミング、食器の共有などを行い、猫白血病ウイルス(FeLV)に接触することで感染します。

【症状】

感染後2~4週間で発熱、元気がなくなるなどの初期症状がおこります。一度症状は収まりますが、数週間~数年後に再度発症し、死にいたることも。白血病の原因となったり、免疫力が低下して、流産や腎臓病、リンパ腫などの病気の原因にもなります。

【予防法】

ワクチンで予防できます。感染した猫との接触を避けるのが何よりの予防法です。

猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)

【発症原因】

主に感染猫との接触によるもので、ケンカなどの咬み傷から感染します。

【症状】

このウイルスに感染しても発症しないネコもおり、無症状キャリアといいます。病気が発症すると、初期には発熱やリンパ節の腫れ、病状がすすむと悪性腫瘍、慢性的な下痢、体重減少、貧血などの症状が表れます。特に多いのが口内炎で、口の中に潰瘍ができたり、口臭やよだれが目立ってきます。末期には白血球の数が減少して免疫力が落ち、他の病気を併発して死亡する危険が高くなります。

【予防法】

ワクチンで予防できます。他の猫との接触は避け、完全室内飼いにするのが一番の予防法です。

小動物

ウサギのような被捕食動物は、病気や痛みを隠す習性があります。
飼い主様が気づいた時には重症化している事が多いため、普段から
健康状態を観察し、異常があれば早めにご来院ください。
【ウサギ】臼歯過長症

【発症原因】

ウサギの歯は伸び続けるので、常に削らなければいけません。そのため牧草をしっかり食べて、歯を“うす”のように使い、歯が伸びすぎないようにしています。ペレットばかりだと十分削れず、咬み合わせが悪くなるだけではなく、歯が頬や舌を傷つけてしまい、痛くて食べられなくることがあります。そうなると、麻酔をかけて歯を削る必要があります。

【症状】

臼歯(奥歯)の咬み合わせが悪くなるためと、食欲の低下、よだれ、歯ぎしりなどの症状が認められます。

【予防法】

牧草をしっかり食べて、歯を“うす”のように使い、歯が伸びすぎないようにしましょう。

【ウサギ】毛球症

【発症原因】

毛づくろいの際飲み込んだ毛が消化管の中に溜まり、お腹の働きが悪くなってしまうことで生じます。

【症状】

食欲が低下し、便のサイズが小さくなったり、出なくなると要注意です。そのまま放っておくと亡くなることがあります。

【予防法】

ウサギの胃腸を動かすためには、十分な水分補給とたっぷりの食物繊維が必要です。

【ウサギ】斜頸

【発症原因】

脳の中に感染する寄生虫が原因になることがあります。

【症状】

急に頭を傾けたり、平泳ぎのような動きをしたり、体を支え切れなくなったりします。
その場合は、駆虫薬を使用し、寄生虫を駆除することで脳内の炎症を抑えて治療します。

【予防法】

この病気は原因が明らかでない場合が多く、早めの対処が必要になります。

【フェレット】フィラリア(犬糸状虫症)

【発症原因】

犬ではおなじみの病気で、感染を受けると虫が心臓に寄生する病気です。フェレットの心臓は小さいため、心臓に数匹寄生するだけで致命的です。

【症状】

感染犬の血を吸った蚊の中で成長した仔虫が、蚊が吸血するときに体の中に入ってきます。

【予防法】

予防は簡単!5~12月まで月一回予防薬を飲ませるだけです。

【フェレット】ジステンパー

【発症原因】

【症状】

風邪のような症状を示し、肉球は角質化し、さらに進行すると神経症状が表れ始め、ほぼ100%死亡します。

【予防法】

治療法はありません。予防がとても大切です。年1回のワクチンを接種しましょう。 ひだまりペットクリニックでは、フェレットのジステンパー予防ワクチンを行っておりますので、まずはお気軽にご連絡下さい。

【フェレット】副腎疾患

【発症原因】

【症状】

副腎は、体の調節に重要な様々のホルモンを作る大事な臓器です。
副腎に腫瘍ができると、特徴的な脱毛、乳頭の腫脹、メスの外陰部の腫脹、オスの排尿困難といった様々な症状が認められます。

【予防法】

外科的な方法を用いて治療することもありますが、手術が負担となる場合には内科的な方法を用いることもあります。

【ハムスター】皮膚疾患

【発症原因】

細菌などの感染によるものが一般的ですが、接触性の皮膚炎や寄生虫が原因の皮膚炎もあります。

【症状】

症状は脱毛、痒み、発赤、フケ症、かさぶたなど様々です。掻いたり舐めたりして脱毛することがあります。

【予防法】

床材などが原因となることもあるので、飼育環境に注意が必要です。

【ハムスター】腫瘍

【発症原因】

ハムスターの平均寿命は1才半から2才とされています。高齢になると体表に腫瘍ができることが非常に多いです。

【症状】

腫瘍の種類によっては短期間に大きくなり、栄養障害を起こしたり、切除が困難になる事があります。異常に気付かれたら早期に診察を受けて下さい。

【予防法】

【ハムスター】頬袋の脱出

【発症原因】

ハムスターのトレードマーク、頬袋が反転して飛び出す病気です。頬袋には食べ物を一時的に入れておき、寝床に持ち帰る中で発症する場合があります。

【症状】

色んなものを入れてしまうため、頬袋が傷をついてしまったり、パンなどが入ってしまうと中でベチャベチャになり、細菌感染を起こし、炎症で腫れ上がってしまいます。

【予防法】

再発を繰り返したり、変色したりした場合は外科的な処置が必要です。

クリニック案内
9:00~12:00 9:00~12:00
15:00~19:30 15:00~18:00
  • 千葉県四街道市大日288-1
    JR「四街道駅」より徒歩10分
  • 年中無休
  • ビル裏側のNo.5・6(2台)
アクセスマップ
ご予約ください

ペットホテル予約状況

クリニック案内

子犬の飼い方
動物の病気と予防
セカンド・オピニオン診察